読書日記

歳を取るにつれて,頭から毛髪と共に知識が抜けて行って,本読んで植え替えて行かないとと益々バカになるような気がして,今年は少し読書に励んでいる。


☆環境問題はなぜウソがまかり通るのか 武田邦彦著,洋泉社(2007年)

名古屋大学の武田先生の今年発行された本。ペーパーバックスなので,952円+税と比較的お安い。武田先生の本は何冊か読んでいて,個人的に信頼を置いている学者の一人だ。何故なら,自分が経験したことや知っている知識と,先生の論旨が合致するからだ。

全5章から成っていて,1:ゴミのリサイクル問題,2:ダイオキシン,3:地球温暖化の誤報,4:紙のリサイクルシステムの弊害,5:日本の未来への提言。

ペットボトルを作るのには,その2倍の量の石油が必要だが,回収されたペットボトルを再びペットボトルにするには,3.5倍の石油が必要だ,ということをご存じであろうか?
石油の消費量を減らすためには,ペットボトルはリサイクルしない方が良いのである。
ダイオキシンが極めて強力な毒性を持っていると報道され,大騒ぎになったが,その後の研究でダイオキシンの毒性はそれほど危険なものではなく,焼却炉はもちろん焚き火や焼き鳥などでほとんど発生しないことが確認されたが,これはほとんど報道されなかったことを知っているだろうか?
人間の活動による二酸化炭素の排出が地球温暖化を招くという論拠は相当に怪しいが,よしんばそれを受け入れ,京都議定書を批准・履行したとしても,履行しなかった場合に比べて温度が1度上昇するところが“僅か”0.993度の上昇に留まる!ということをご存じであろうか?
古紙回収業という我が国の優れたリサイクル・システムが,税金を投入して行政と大企業,市民団体が主体となって作り上げたリサイクル・システムによって,崩壊してしまったことをみんな記憶しているだろうか?

という様なことを本書は事例やデータを挙げて次々に指摘し,「故意の誤報」(朝日新聞やテレビ朝日を始めとする)によって,多くの善良な一般市民の善意が踏みにじられている現状を解説している。
その理由は,その様な悪意ある誤報を放置,蔓延させる原因は,お金であり,そうしておいた方が税金の還流が計れ,産業として儲かるからである。
個人的な経験として,古紙のリサイクルのために市民団体が市町村に補助金を申請すれば,千万単位のお金が(税金から)ポンと支払われ,その補助金で作った紙が高すぎて買い手がつかず,ほとんど全てを役所に(税金で)買い取らせていたことを思い出した。

ミートホープ社のウソ・ごまかしは酷いものだが,環境問題報道のウソは比較にならないほど大きく,根が深いものだ。
本書を読んだり今月号のNewton誌を立ち読みしたりすると,腹立たしいのを通り越して,絶望的な気持ちになるが,本書は25万部を越えるベストセラーになっているという。
武田先生の主張の全てが正しいとは限らないが,善人の思いこみということがあるので,環境問題に感心がある人もない人も,チェックされたらよろしいと思う。

※mixiの日記と同じだけど,勘弁してね。

☆写真:近所にて
 α100 with Sony 100mm Macro F2.8
 
画像


 F8, 1/60秒, マルチパターン測光, 絞り優先モード(+1.3EV), ISO400, WB太陽光


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 F7.1, 1/320秒, マルチパターン測光, 絞り優先モード(+0.7EV), ISO200, WB太陽光


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 F10, 1/160秒, マルチパターン測光, 絞り優先モード, ISO125, WB太陽光




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